エジプトの厄年は4歳から4年ごとに、56歳まで続きます。
最も多く厄年が訪れる国ではないでしょうか。
オリンピックやワールドカップと同じ間隔で、厄年がやってくるのですから。
厄払いの方法としては、隣近所の老人の家を回り、布地をもらいます。
そしてその布地を継ぎはぎ合わせて衣服を作り、身に着けるのです。
その服が厄払いになると考えられているのです。
しかし、4年に一度だと、その服も多くなってしまいますよね。
老人たちも、毎年誰かが厄年でしょうから、常に布を用意しておかなくてはなりません。
4年に一度というのは、なかなか忙しいものです。
古代エジプトでは、青い花が魔除けとされていました。
青いケンタウレアの花は、ツタンカーメンの棺の中からも見つかり、王様の胸元に飾られていたそうです。
また、古代エジプト人は青いアイラインを引いていたイメージを持つ人も多いかもしれません。
日よけなどの効果もありますが、やはりこれも魔除けのためとも言われています。
青い色というのが当時は貴重で、貴い色とされていたのです。
エジプトに行くと青い陶器や、青いアクセサリー、青い衣服などが目をひきます。
これらには魔除けの意味もあるのです。
古来、青色はエジプトでは天空、水、ナイル川の象徴とされ、生命の色とされてきました。
その色が魔や厄を除けてくれるのです。