トルコにも厄年はあります。
宗教によっても違いますが、一般的には男性が23歳、43歳、63歳、女性が13歳、33歳、53歳と20年ごとにあります。
厄年があるのならば、やはり厄払いもあります。
厄を払うために、親戚や友人が集まって、等身大の泥人形を作ります。
その人形に原色の服を着せて、川などの水に流すのだそうです。
泥人形に派手な服を着せて、厄をそちらに向かわせるのです。
その間、厄年の本人は厄に見つからないように、家の中で隠れていなくてはなりません。
そうすることで、泥人形が身代わりになってくれるのです。
他にもトルコには厄除けが多く伝わっています。
有名な目玉のアクセサリー、ナザールボンジュウは魔除け・厄除けのお守りです。
その目で厄を払ってくれるのです。
トルコでは何かあると、ナザールボンジュウを購入したりプレゼントしたりします。
トルコに行くとあらゆるところで、ナザールボンジュウを目にすることがあるでしょう。
人々は、いくつもの目玉に守られているのです。
まさしく、目を光らせているのですね。
また、新車や家を買ったとき、羊や牛などを神に捧げます。
それを生贄にすることで、厄払いになると考えられているのです。
トルコの人々は、目に見えないものを信じる力が強いのかもしれません。
日本と似た部分もあり、親近感が沸いてきますきますよね。