新春やお祭りなどの行事でよく見られる獅子舞。
この獅子舞にも厄除けの効果があります。
獅子舞と言うと、一般的には赤い獅子の頭と緑の唐草模様の胴体でしょう。
一人で行うものもあれば、胴体部分を二人が入る大きなものもあります。
獅子舞は人々の間を踊りながら舞い、そして頭を噛んでいきます。
獅子舞に頭を噛まれるとその年は無病息災で過ごせると言われ、厄落としにもなるのです。
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獅子舞は、疫病退治や悪魔祓いのものとして行われています。
日本では16世紀ごろ、伊勢の国で飢饉や疫病を追い払うために、獅子頭を作ってお正月に舞わせたのが始まりと言われています。
その後、魔を払う縁起物として江戸に伝わり、やがて全国に広まりました。
獅子舞の起源は諸説ありますが、インドで始まったと言われています。
インドでは古くから遊牧民によって、ライオンを霊獣として崇められていました。
それが偶像化され、獅子舞となったのだそうです。
そして日本に伝わったのですが、中国や東南アジア、沖縄など各地を経由して伝わったため、日本には様々な獅子舞があります。
赤い獅子頭の獅子舞は中国から伝わったものが元になっているようですが、東南アジアから伝わったものや沖縄のものはもっとカラフルだったりと、見た目も異なります。
ただ、どの獅子舞もやはり魔を払ってくれるので、厄払いになります。
地方によっては家々を回って厄を払ってくれるところもあります。
獅子舞を見かけたら、是非頭を差し出して噛んでもらいましょう。
そして厄を払ってもらうのです。
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