厄というと、突然降りかかってくるようなものを想像する人が多いのではないでしょうか。
確かに何の予兆もなく、急に来るのが災いかもしれません。
しかし、実は予兆もあって、それに気付いていないだけということもあります。
厄は急に降りかかるもので、防げないもの。
そう思っていては、本当に防げないでしょう。
ただ、実際はそうではないのです。
厄というものは、急に大きなものが降ってくるわけではありません。
小さな厄が降り積もり、それが溜まって大きな厄災になるのです。
ほこりと同じようなイメージです。
少しのほこりなら目にも見えず、特に気に留めないでしょう。
しかし、それが積もってくると、その汚れが目立って汚らしく見えてきます。
目に見えないほどのほこりも、溜まれば指でつまめるような綿ぼこりにもなります。
そうなる前に、マメに掃除しておかなくてはいけません。
厄も同じです。
大きな厄になる前に、払っておきましょう。
普通に生活をしていても、ちょっとした人の悪意や、ストレス、疲弊などを受けてしまいます。
それらが小さな厄となり、身の回りに積もっていきます。
ほこりなどと同じように、服なら洗濯をしたり、入浴をして体を綺麗に保てば厄も積もりません。
髪の毛に厄が積もることも多いので、髪を切るのもいいでしょう。
そうやって、マメに厄を払うようにするのです。