日本には昔から、塩で清めるという風習があります。
何か忌み嫌うことが起こったとき、「塩をまけ」といいますし、お葬式やお通夜から帰ってきた時には、お塩を体にふって清めます。
沖縄にも、やはり塩で清めるという風習があります。
沖縄では、その方言で塩のことを「マース」といいます。
マースは清めの塩として、古くからお守り袋に入れて持ち歩いていたようです。
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今でも、ウミンチュ(海人)はこのマース袋をしっかりもって漁に出るようです。
自分の身を危険から守る、まさに厄除けのお守り袋というものですね。
現在では、厄除け以外にも、開運、縁結び、合格祈願などでも祈願されるとか。
色鮮やかなお守り袋に入れられたマースは、琉球のお土産ものとしても、人気が高いようです。
海への祈りを古来から守ってきた、沖縄のマース袋。
お清めのお塩が、厄除けをしっかりしてくれそうです。
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