厄除けというと、節分があります。
厄年の厄除けは、神社等にお参りに行き、厄除け祈願を行いますが、豆まきは鬼(厄)を退治する、1年に1度の大切な厄除け祈願です。
最近は見かけなくなりましたが、昔、節分になると、必ず見かけていたもの、欠かせないものがありました。
それが、イワシと柊(ひいらぎ)。
鬼は、イワシの生臭い臭いと、柊の葉のとげが大嫌い。
そこで、鬼(厄)が家の中に入ってこないように、イワシの頭を焼いて、臭いを強烈にしたものと、柊の枝を玄関先に飾って厄除けをしたというものです。
厄嗅(やいかがし)や鰯柊、柊刺しなどとも呼ばれていました。
臭いのあるものや、とげのあるものは、昔から厄除けになるとされてきたのです。
来年の節分には、このイワシと柊のセットを、玄関に飾って、本格的に厄除けをしてみませんか?
厄除けになるイワシを、節分の日にいただくのもよい祈願になりそうです。