だるまの目の入れ方

日本の伝統的な縁起物で知られるだるま、選挙でもおなじみですが、だるまを購入する時は目に墨の入っていない状態で渡されます。

この墨、どうやって入れるのかというと、もっとも一般的なのは祈願することを思いながら向かって右、だるまの左目から入れて開眼させ、祈願成就したあかつきには向かって左、右目に墨を入れるとのこと。

左目が先の理由は陰陽五行が根本にあり、だるま本体の赤は厄除けの意味を持つ火で南を表し、物事の始まりは東から生まれ、西で消滅するといわれていることから、だるまを南に向けると左目が東に向くので、左目から墨を入れるそうです。

スポンサーリンク

もっとも地域によって墨の入れ方は異なり、商売繁盛を祈願する場合、片目では商売ができない、という理由で最初から両目に墨を入れるところもあります。

また祈願に関わらず新年に片目を入れ、年末に片目に墨を入れて奉納、翌年は前年度よりも大きいだるまを購入、年々だるまを大きくしていく風習を持つところもあります。

いずれにせよ、だるまに墨を入れるのはとくにこだわりや決まりごとがないので自由に入れて構わないでしょう。

それにしても選挙で片目しか墨が入らなかっただるま、その後はどうなるんでしょうか?

とても気になるところです。

関連記事(一部広告含む):