初詣に行くと、おみくじを引く人も多いでしょう。
その一年の運試しのようなもの。
良い一年になるのも、願いが叶うのも、そのおみくじにかかっているようにも思えます。
しかし、おみくじも良いことばかりが書いてあるとは限りません。
中には凶を引いてしまったり、『願い事 叶わず』なんて書いてあることもあります。
年の初めにそんなおみくじを引いてしまったら、やる気もなくしてしまいますよね。
そんなときは、おみくじを枝などに結びましょう。
寺社によっては『むすびどころ』として、結ぶ場所が指定されていることもあり、そこに多くのおみくじが結ばれています。
おみくじで凶などの自分にとって悪いことが出た場合、利き手ではない方の手で、おみくじを結ぶのです。
この『利き手ではない方で』というのがポイントです。
実際にやってみると、簡単ではないことがわかるでしょう。
難しいことを行うのが苦行とされ、これを達成することで、凶が吉に転じるという意味があるのです。
ですから、悪いおみくじは結んで昇華させるのです。
ちなみに、大吉など、良いことが書いてあったおみくじは、結ばなくても構いません。
お財布にしまうなどすれば、その縁起にあやかってお守りにもなるでしょう。
ただ、おみくじを結ぶという行為には、神々との縁を結ぶという意味もあり、良いおみくじでも結んでいく人もいます。
結ぶ際には真剣に願いを込めて、良い縁を結わいましょう。
それが願掛けになるのです。