千羽鶴は本人や家族の了解を得てから

千という数字の単位が強い願掛けを表す事例で誰もが思い浮かべるといえば千羽鶴。

必ずしも千羽でなくて構わないのですが、多ければ多いほど病気快癒の願いが強いという風習があります。

千羽鶴が風習として定着したのは江戸時代からで、この頃より「鶴は千年、亀は万年」ということわざにあるように鶴は長寿のシンボルとされており、折り紙としてはもっとも基本的な鶴の折り紙が病気快癒の見舞い品として扱われるようになりました。

千人針の願掛けと趣旨は同じですね。

スポンサーリンク

最近では少人数でたくさんの鶴を折るのが大変だということで完成された千羽鶴を販売しているサイトや千羽鶴を折れば報酬が貰えるという悪徳商法が出回っています。

願掛けは難易度が高いからといって成就するとは限りませんが、高いほど本人の満足度は満たされます。

横着したり利益につなげたり、という考え方は願掛けに通用しないので、必要な時だけ自分で作成してくださいね。

ただし、病気の状況や病人の性格によっては千羽鶴を迷惑と思う人もいます。

他人への願掛けはお願いされてする以外は本人のお節介でしかありません。

押し付けるような願掛け、とくに病気快癒の場合は本人や家族の承諾を得てから行った方がいいでしょう。

関連記事(一部広告含む):