御守りも絵馬同様、時代に流れに合わせて変化を遂げており、すでに護符の代わりとなる札すら入っておらず神社の特徴を表したものから、流行を取り入れただけのものまであります。
ちょっと変わったユニークな御守りを紹介しましょう。
神田明神といえば神田や日本橋、丸の内など東京108町の氏神様として親しまれていますが、新しもの好きの江戸っ子気質が引き継がれているせいか、ユニークなお守りがいくつも用意されています。
その中で、秋葉原も氏子町であることを象徴するような御守りが「IT情報安全守護」で、なんとメモリーの形になっています。
デジタルに神通力が通じるのかはともかく、PCってホントに予期せぬトラブルが発生するのでお守りに頼るのも悪くないですね。
またコミック界で連載40年という金字塔を打ち立てた「こち亀」の作者、秋本治さんが巨大絵巻物を奉納したことから「こち亀」キャラクターが描かれた御守りも用意されています。
もちろん一般的な御守りもきちんと作っており、そのほか、徳川家康が関ヶ原の戦いの前に参拝を続けたことにあやかった「勝守」、大国主と縁が深いこともあって因幡の素兎をモチーフにした願掛け御守り「おねがい兎守り」などもあります。