痛絵馬をご存知でしょうか?
いわゆるアニメオタクの痛々しい行動と絵馬の板を掛け合わせた言葉で、クルマ全体にアニメキャラクターをプリントし、イタリア車と痛々しい行動を掛け合わせた「痛車」と同じくらい秀逸なネーミングです。
アニメファンの聖地巡礼はすっかり有名になりました。
これ、地方都市がアニメの舞台であった場合、地方都市再生の意味もあってアニメファンを歓迎するイベントを起こしたことが始まりですが、今はイベントに関係なく聖地巡礼は行われており、その波は神社まで訪れています。
アニメには意外と神社が登場しています。
「らき☆すた」では鷲宮神社、「東方風神録」では諏訪大社、「戦国BASARA」では宮城縣護國神社、というように。
アニメファン、こういった神社に聖地巡礼、中でもオタク系は絵馬に願い事ではなく登場するキャラクターを描いており、それがいつしか痛絵馬と呼ばれるようになりました。
アニメオタク、さすが常人では思いつかないことをしてくれます。
もちろん絵馬には何を描いても問題なく、神社側もキャラクターが描かれているからといって排除することはありません。
ただし、神社の中には宮城縣護國神社のように英霊を祀っているところもあり、ただ痛絵馬だけを奉納するのは礼儀に反します。
せめてお参りだけでもしてくださいね。