神社の願掛けには欠かせない絵馬、本来は神馬舎を表す家形の五角形ですが、例によって神社と神様は形式に囚われるのがイヤらしく最近ではいろいろな形の絵馬が登場しています。
もっとも多く見かけるのが縁結び神社のハート型。
しかも、すでに馬すら描かれていないところもあります。
セーヌ川に架かるポンテザール橋の「愛の南京錠」とほとんど変わりありません。
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これで絵馬と言えるのか疑問ですが、奉納されている数を見ると願掛け側もすでに形にこだわっておらず、自分の願い事を叶えて!モード全開なので、これはこれでいいのでしょう。
ちなみにポンテザール橋の「愛の南京錠」、総重量がなんと50tを超えたために欄干の金網が崩れてしまいました。
もちろんその欄干にくくりつけた南京錠も一緒に。
現在は南京錠が取り付けられないようにグラフィックアートが描かれたガラス板に変わっています。
これで「愛の南京錠」ブームがパリから去るのかと思ったら、今度は隣のポンヌフ橋が同じ状況に陥っています。
もっとも、ポンヌフ橋はレオス・カラックスが監督した名作「ポンヌフの恋人」の舞台にもなったところだけに「愛の南京錠」はポンテザール橋よりも相応しいといえるでしょう。
石造りだから南京錠の重みでも壊れることがないでしょうし。
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