仏教の教えに比べると日本古来の神様、ずっと分かりやすいので願掛けしやすいです。
たとえば大国主命(おおくにぬしのみこと)。
因幡の素兎に出てきてウサギを助ける神様ですね。
神様が住む高天原と死者が住む黄泉の国の間にある葦原中国(あしはらなかつくに)、つまり日本国土を作ったことから国作りの神様と呼ばれているので土木建築関係の願掛けをするなら最適の神様です。
また大国主命は多くの女神を妻に娶って神様をもうけています。
妻は一応6柱(ろくはしら:神様を数える時は柱を使う)となっていますが、8柱とか、それ以上という説もあります。
モテたい時の願掛けは大国主命で決まりでしょう。
さらに大国主命は181柱の子供、つまり神様を世に送り出しているので安産祈願や子宝を授かる願掛けにもぴったりの神様。
大国主命を祀る神社は身近なところに必ずあるはずなので、とくに有名な神社に行かなくても願掛けできますが、総本山は出雲大社です。
縁結びを真剣に願掛けするのであれば、ぜひ出雲大社まで出かけましょう。
毎年10月は日本の暦で神無月と呼ばれること、この月は日本中の神様が出雲大社に集まるので地方は神様不在になることからこのように呼ばれるようになったと知っている人は多いはず。
じつはこの時、大国主命と他の神様は願掛けされた人々の縁結びを相談していると言われています。
10月初旬に出雲大社へ出かけて願掛けすれば、大国主命が特別に願いを聞き入れてくれる、かもしれません。