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新居にお金をかける韓国の結婚事情

お隣といっても中国ではなく韓国になると、かなり日本と異なった結婚式になります。

もちろん西洋化の波による生活環境の変化は一緒で、結婚式も伝統的なものから本人同士が祝う教会式に変わってきていますが、大きく違うのはお金のかけ方。

韓国の結婚全般にかかる平均費用はなんと1129.6万円(韓国の新聞:中央日報調べ)だそうです。

これ、結婚全般、というところに注目ですね。

韓国の結婚式、意外とシンプルで挙式は媒酌人が新郎新婦を紹介し、祭壇の前で指輪の交換、それから新郎新婦の両親に挨拶と、挙式の時間は20分程度。

その後、披露宴となりますが一般的な披露宴はビュッフェスタイルで、ご祝儀を受付に渡せば誰でも、そう、文字通り通りがかった人でも勝手に入れるくらいカジュアルです。

では、結婚費用は何にそれほどかけるのか、というと新居。

韓国では結婚と同時に新居を購入するのが通例になっていて、その新居を日本のマンションに相当する「アパート」に求めるのですが、このアパートに入るためには時価の60%程度を保証金として預託する必要があります。

最近の韓国ではアパートの価値が下落気味といいますが、それでも平均で2000万円前後。

軽く1200万円が新居のために消えていくわけです。

韓国の平均年収が220~250万円程度なのでこの新居負担額、かなり大きいですね。

新居負担は新郎側というのが通例のため、韓国人男性も結婚費用に対して及び腰になり晩婚化が始まっています。

草食系による晩婚化、費用負担のプレッシャーによる晩婚化、どちらにしても女性にとって受難の時代ですね。

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