ハウスウェディング系がブライダル業界のなかで躍進した理由には、プロデュース力によって消費者の独自性を実現させるという、これまでの結婚式から一歩進んだ形を提示したことによりますが、結婚式の単価が高いことも事実です。
とくにチャペルからハウスを使う一般的な複合ウェディング形式ではホテルウェディングの総費用と変わらない単価となります。
ただし、直営施設は1日限定2組というように、ホテルよりも時間的余裕のあることが大きなメリットですね。
結婚式の単価をグッと下げて注目を集めているのが、冠婚葬祭業の多角経営をしている株式会社レックが新しい形態で打ち出した「小さな結婚式」です。
なんと、最低価格65,000円。
平日、「小さな結婚式」直営の施設でこの価格です。
しかも意外と充実している内容なんですね。
挙式料、司祭者(式進行)、音響・照明、タキシードとウェディングドレスの衣装レンタル、新郎新婦の着付け、ベールやグローブなどの小物一式、さらに新婦ヘアメイク、ウェディング写真に式場装花、そして結婚証明書と、ほぼ挙式全般がパッケージされています。
もちろん18名まで列席が可能な上、準備期間もいらないので会場の空き次第では最短1週間で挙式を上げられることができるとか。
これだったら「ナシ婚」の婚姻者も十分に結婚式を挙げる意欲、湧いてくるんじゃないでしょうか。