ブライダル業界はわずかですが前年比を上回っています。
しかし、一方でホテルや専門結婚式場の挙式占有率が落ち込んでおり、ブライダル業界全体では減少気味と見られているのも事実です。
いったい、どっちなんでしょう?
ブライダル業界全体の規模は2兆円とも4兆円とも言われますし、逆に市場は2,500億円規模という説もあります。
どこまでをブライダル業界と見るのか、それが分岐点ですね。
挙式会場、披露宴会場だけでなく周辺のビジネス、貸衣装や美容関係、新婚旅行や引き出物を提供する企業まで含めた全体は確かに減少傾向にあります。
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しかし、ハウスウェディング系が流行っている現実には、それらをプロデュースする企業があり、それらの企業はブライダル業界のなかで着実に業績を伸ばしている背景があります。
テイクアンドギヴ・ニーズ(T&G)、ベストブライダル、エスクリといったブライダル専門企業は売上高が軒並み前年比を上回っており、なかでもエスクリは前年比約20%増と躍進しています。
ハウスウェディング系を中心にしたブライダル業界は全体的に高い伸び率を示していることから、ファッション事業を展開するAOKIホールディングスやカタログ販売の千趣会といった異業種が参加し始め、今後、業界内の激戦が予想されます。
もっとも、婚姻者の約半分が「ナシ婚」のため、ナシ婚を呼び込むような新たなニーズを掘り起こすことができれば、この業界はさらに活況することが予想されます。
パイの奪い合いでクオリティの下がることだけは避けて欲しいものですね。
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