結婚式の形態としてはポピュラーなチャペルウェディングですが、教会が結婚式場に特化したという逆転現象が現在の教会結婚式です。
宗教を根本にした教会ではなく、結婚式場として建築された教会なので、これまで行われた教会結婚式のように宗教的な要素を排除できる点がいかにも日本的です。
カソリック教会で結婚式を行う時、教会によっては婚前に二人でミサに参加すること、なんて規約のある教会もありましたから。
もちろん今でも宗教教会での結婚式を挙げる人もいますが、ここで紹介するのはとりあえず結婚式場として特化した教会です。
ハウスウェディング同様、こちらも都市部を中心に広がりを見せています。
いきなり壮大なゴシック調の壮大な教会が街中に登場します。
キリスト教圏の敬虔な信者がいたら思わず訪れてお祈りを捧げてしまいそうな諸外国の著名な教会にも劣らない大聖堂です。
バージンロードは長く、重厚なパイプオルガンの響きが新郎新婦を迎える厳かな雰囲気ですが、会場使用料と挙式だけでも60万円ぐらいの予算が必要です。
教会での結婚式を終え、参列者からライスシャワーやフラワーシャワーを浴び、欧米映画のようにそのまま空き缶をつなげた「Just Married!」の車に乗って新婚旅行に出かけてしまえばこれ以上の予算はかかりませんが、やっぱり日本の風習に則って披露宴しちゃいますよね。
結婚式場に特化した大聖堂を使うチャペルウェディング、意外と結果的に予算が必要であることをお忘れなく。