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ホテルの格式という古臭さ

一流ホテルや結婚式場はキャパシティが大きいので大人数の招待にも対応できますし、室内の装備も豪華に作られています。

宴会用の食器やボーイの接客も招待客を満足させるのに十分なクオリティでしょう。

その反面、一流特有の融通が効かないという部分がありました。

ホテルや結婚式場にはウェディングプランナーがいて、予算さえ決めておけばこのプランナーが新婚カップルの要望を聞いてパッケージプランの内容を細かくチョイスしてくれるのですが、そもそも、貸衣装から招待客の食事、披露宴の演出から引き出物まで、すべてホテルや結婚式場側で用意してあるものしか選べないという選択肢の少なさがあります。

しかも、それら選択肢が一般的な相場よりも微妙に少しずつ高いんですよね。

塵も積もれば、というわけでそういった微妙な高さをトータルすると結構な金額になるんですけれど、プランナー様お勧めプランですから交渉の余地がありません。

結婚式という祝い事にケチをつけたくない、という日本人特有の心理も働きます。

しかもホテルや結婚式場が用意しているプランは格式こそあれ、それが逆に古臭さを感じさせるセンスとなることもあります。

かくして、ホテルや結婚式場で行う結婚式にそこまでの対価があるのか、と疑問を感じた人がホテルや結婚式場から離れていったため、現在、結婚式市場でホテルが占める割合は30%台まで(リクルートゼクシィ調べ)落ち込んでしまいました。

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