本格的なヨガ、というものは、流派、のようなものがあります。
大きく分けると、行為の道、親愛の道、千恵の道、と言うものがある、といわれています。
総合的には、悟りを開く、修行と言った意味合いの強いものとなりますが、流派によって道が分かれているようです。
ヨガの代表的な流派、というものを、ちょっとご紹介しておきますね。
ハタ・ヨーガ、生理的なヨーガ、と言うものの流派になるようです。
陰と陽を深く意味し、体を小宇宙、と言う捉え方をします。
密教的な意味合いの強いヨガで、心理的ヨガであるラージャ・ヨーガの基盤となるものだそうです。
ラージャ・ヨーガは、ハタ・ヨーガを基盤としたもので悟りを開く、と言うものになるようです。
真理的要素の強いヨガとなります。
またジャニョーナ・ヨーガは、哲学的な意味合いの強いヨガです。
問いとして、「私は何者か?」という突き詰める問題があるヨガです。
バクティ・ヨーガは、信仰、帰依という意味のヨガです。
宗教的要素が強く、神様に対しての絶対的信頼感を強く持ったヨガです。
寺院、施設といった場所で奉仕などを修行としたり、聖地をめぐったりするヨガということです。
より呪法的要素の強いマントラヨーガ。
短い祈りの言葉を繰り返し唱える、それによって、大いなる存在と一体的になる、というものです。
こういったヨガが広まりを見せた年代が日本にもありました。
それによって、ヨガ、というものが、一時期嫌われてしまった、ということもあります。
精神を鍛える、修行を行う、ということは素晴らしいことなのですが、それが、より宗教色濃くなっていくと、煙たがられてしまう、ということですね。