ヨガの歴史は古く、紀元前2500年ほど昔、インダス河州域に栄えた文明時代に遡ります。
私たちも良く知る歴的遺産、モヘンジョダロ等の遺跡群から、ヨガの坐像ではないか、と思われるものが出てきているのですね。
ただ、宗教的要素の強い用語としては紀元前500年前位のベーダンタという時代に表されています。
そのときのヨガの言葉の意味は「馬を車体につなぎ車をコントロールする、と言うことを人生に例えて、道をはずさず、まっすぐに人生の目的地へ行く」ということになっています。
その後、釈迦族のゴータマ・シッタルダという方によって仏教が始まりますが、この方が、修行時代に瞑想し、悟りを開く際に用いた修行の中に、ヨガが使われた、と言われています。
こうした歴史を見ると、現在の日本で行われているヨガ、とはだいぶ違ったイメージを受けますね。
現在の日本で行われているヨガは、エクササイズと言うものになっています。
歴史にみるヨガのように、世界には宗教的要素の強いヨガを行っている方も多くいらっしゃいますが、日本では、修行のためにヨガを行う、と言う方は少ないのではないでしょうか。
私たちの知っているヨガ、と言うものは、欧米諸国などによって、ヨガを工夫して、よりエクササイズ要素の強いものとなっているものです。
ヨガが始めて日本に入ってきたときは、「瞑想」と言う言葉とともに広がりを見せたものでしたが、現在は、ティラピス、骨盤矯正、そしてヨガ、と言うものが、同じようにエクササイズ、と言うもので広められています。