ボランティア活動というものは、商売と似ているところがあります。
困っている人や求めている人に、そのニーズに合ったものを渡す。
それは需要と供給の関係のようです。
求めている人に求めているものを提供するのですから。
しかし、決定的に違うのは、そこに利益が発生しないということです。
ボランティアを行っていると、商売に繋がりそうなものがあったりします。
無償で行っているものだって、数百円でもお金がとれるんじゃないか?と考えることもあるでしょう。
それは別に悪いことではありません。
ただ、金銭が発生することで、それはボランティアではなくなってしまうのです。
ボランティアの定義は、あくまで無償での人助けです。
商売になってしまうとその根本は崩れ、客と商売人になってしまいます。
そうなると、最初の純粋なボランティア精神は薄れてしまうでしょう。
ボランティア活動で潤うのはボランティアする側の懐ではありません。
人々の心なのです。
それを心がけて、初心を忘れずにボランティア活動を行いましょう。
求めている人に求めているものを無償で渡すこと。
それがボランティア活動なのです。