ボランティア活動をやっていると、次から次へと思いもよらない問題が出てきます。
思いや考え方は人それぞれで、万人にとっての正解などはありません。
誰かのために良かれと思ってやったことが違う誰かを傷つけていたり、これでいいだろうと思ってやったことが何の解決にもなっていなかったり。
正解のない分、難しいものがあります。
しかし、経験などから学べることはあるのです。
阪神淡路大震災で学んだことは、東日本大震災で役立ちました。
そのときどきで人々が何を必要としているのか、ボランティアは何をすればいいのかという情報が経験者から伝わり、ボランティア活動は比較的スムーズに行われました。
しかし、災害は急にくるものです。
来たときに調べていたのでは遅く、もしかすると調べることすらできない状況に陥るかもしれません。
ボランティアにも講習があります。
民間の団体である ⇒ 災害救援ボランティア推進委員会は災害救援ボランティア講座を行っています。
この講座は講義・実技・討議を行い、災害時のボランティア活動に必要な知識や技術を身につけます。
その講座を受ければ自らが災害を受けたとき、災害時のボランティア活動に行ったときに役立つでしょう。
上級講座まで受講すれば、ボランティアのリーダーとなって周囲の人と共にボランティア活動できるまでの知識が身に付きます。
そのように講習を受けておけば、いざというときにすぐ役に立つでしょう。
災害は待ってはくれません。
いつでもボランティア活動のできる準備をしておきましょう。