トイカメラでどのような写真が撮れるのか、それが分からないと楽しみも理解できませんよね。
もっとも分かりやすいのはネットでトイカメラを検索して、作品を実際に見ることです。
ただし、これらの作品のなかにはデジタルとフィルムのトイカメラ作品が混在しており、デジタルはダイレクトで反映されていますが、フィルムはスキャニングを行わないとデジタルに変換できないため、フィルムの作品は若干、モニターで見るのとプリントの違いがあります。
作品で多いのは広角系のソフトフォーカスがかかっている写真ですね。
質の良くない広角レンズを使っているので写真の周囲が円形を描いて暗くなっているのが特徴です。
またソフトフォーカスも意図的な処理ではなくレンズの質から起きるピントの甘さです。
トイカメラの多くは単眼レンズで口径も小さく、内部レンズの組み合わせもシンプルで時にはガラスではなくプラスチックを使用していることさえあります。
広角系レンズはピントが全体的に合いやすいのでトイカメラは22mmとか20mmとか、超ワイドのレンズを単眼として採用しています。
このレンズ性能が、全体的に甘いピントと周囲の暗さを演出しているのです。
トイカメラの選び方で写真の画風が変わってしまうので、トイカメラを選ぶ際にはレンズ性能をきちんと見分けることが必要です。