アマチュア無線技士という国家資格をご存知でしょうか?この資格を取得するには、年10回ほど全国で行われる国家試験を受験するか、又はJARD(日本アマチュア無線振興協会)が主催する、養成課程講習会を受講し修了試験に合格すれば 取得することが出来ます。
アマチュア無線技士は、その扱える空中線出力やアマチュアバンドによってそれぞれ第4級(10W以下)、第3級(50W以下)、第2級(200W以下)、第1級(制限なし)となっています。
これらに合格すると、「無線従事者免許証」という免許が交付され、無線機やアンテナを購入計画をして「無線局免許状」の申請をします。認可が下りると「コールサイン」という電話番号のような個人識別番号が同時に発行され、いよいよ個人「局長」としてアマチュア無線局でのデビューとなります。
その楽しみ方は様々で、遠距離通信(DX)でアワード(賞)を狙ったり、全世界の人と交信をしてQSLカード(交信記録カード)を集めてもよいし、車などに無線機を積んで移動局としていろいろな場所で交信するなど、幅広い楽しみ方があります。
また、高度なテクニックとして季節によって発生する電離層(Eスポ)を利用して普段電波の届かない場所と交信してみたり、月面反射を利用した交信(EME)、アマチュア衛星を捉えて交信するなどマニアックな楽しみ方も可能です。