えびす講と酉の市で来年を良い年に

11月になると、商売繁盛を願う「えびす講」や「酉の市」が各地で開かれます。

えびす講は10月に開催する地域や、1月と10月の年2回開催するケースなどもあるそうです。

大きな鯛を手にするえびす様は、商売の神様。

えびす講の日は地元の商店街がセールを行ったり、えびす様の人形を販売したりと、とてもにぎやか。

地方のいわゆる「シャッター通り商店街」の再生にえびす講を活用する動きもあります。

えびす講と似たような性質をもつ行事に「酉の市」があります。

こちらは11月の「酉の日」に神社で開催されるもので、2回開かれる年と3回開かれる年があります。

酉の市では大小さまざまな熊手が販売されます。

熊手で落ち葉を集めるように、福をたくさん呼び込むことができると言われています。

熊手にはお多福や鯛、小判などの縁起のいい飾りがたくさんついています。

片手に乗るようなサイズから、数十万、数百万円するものまであり、高額の熊手を買った人にはお店の人が手締めをしてくれます。

これらの行事に出向いて来年が良い年になることを願うことは、商売人に限らず誰でも必要なことかもしれませんね。

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