「春のお彼岸」と呼ばれる時期は春分の日を挟んだ前後3日ずつを指します。
春分の日は年によって多少変わりますが、だいたい3月20日ごろ。
この時期になると梅の便りも聞こえるようになります。
確実に春が近づいてくるのを感じ、うきうきしてくる季節です。
お彼岸といえば、「ぼたもち」ですよね。
「おはぎ」と同じものですが、春のお彼岸に食べるものを「ぼたもち」、秋は「おはぎ」と呼び分けています。
それぞれ、牡丹と萩の花からきた名前だそうです。
お餅に季節の花の名前をつけてしまうなんて、昔の人は風流だったんですね。
自分で作るぼたもちは、甘さを自由に調節できるのがいいところ。
もち米をあんこでくるんだ定番のほかに、きな粉、うぐいすきな粉、白ゴマ、黒ゴマを加えれば5色のぼたもちの完成です。
冷凍の枝豆を利用すれば「ずんだ餡」も作れますね。
ちなみに、外側にあんこをつけるタイプは、ラップを利用すると手を汚さずに作ることができます。
ラップは余裕を持って少し大きめに切り、そこへ薄くあんこを広げ、中央にもち米を乗せます。
ラップごと丸めて形を整えれば完成。
このように作ると、持ち運びや保存にも便利です。
小さなお子さんが手で持って食べるのにもいいですよ。
ちょっと味気ない…という方は、食べるときにラップを外してお皿に盛りつけてくださいね。