季節を感じて生きることは、気持ちにメリハリをつけ、心を豊かにする効果があります。
デジタルなものに囲まれ、エアコン完備の環境で過ごさざるを得ない現代の私たちは、つい季節を忘れてしまいがちです。
便利だけれど、何か物足りない。
そう感じている方も多いのではないでしょうか。
昔ながらの季節を楽しむ習慣を知り、それを生活に取り入れることは日々移り変わる季節を意識するのにとても役立ちます。
昔の人は、健康を守るための知恵や、農作物を育てるための知識を季節の行事に取り入れていました。
また、季節行事には、神様に感謝をする意味の込められたものもとても多いのです。
健康で無事に過ごせるのも、作物を収穫できるのも「おかげさま」。
そのような謙虚な思いが、行事にも表れているようです。
それだけではなく、今でいう節約やエコロジーも、しっかり実践していたのです。
役立つ知恵と同時に、遊び心も忘れていません。
その季節ならではの楽しみを、自然との共存のなかでしっかり見つけていたようです。
伝統的な行事を、そのまま行うのは難しいこともあるでしょう。
そのような時は、部分的でも構わないと思います。
季節を感じるきっかけとなるようなことを、生活に取り入れてみてください。