大晦日の夜、1年の締めくくりには「年越しそば」を食べます。
大晦日の夕食に食べるか、それとも年の変わる深夜0時近くに食べるかは、ご家庭によって違うかもしれません。
由来には諸説ありますが、共通しているのは願いを込めて食べるということ。
商売繁盛や長寿・健康を願うほか、運気を上げ、厄払いの効果があるとも言われています。
かつて注目を浴びた「一杯のかけそば」という童話では、貧しい親子がたった一杯のそばを仲良く分け合う姿が印象的でした。
年越しそばには、そのようなシンプルなそばが合うような気がします。
こだわり派なら一度はやってみたいのが、手打ちそば。
本格的なそば打ちは難しいといわれますが、うどんなら初めてでも失敗なく手打ちができますよ。
力に自信がない人は、1人前くらいの量で試してみてください。
粉は「中力粉」を使いますが、手に入らなければ薄力粉と強力粉を半々に混ぜても大丈夫です。
打ちたてのうどんはコシがあって美味しいですよ!
年越しそば・うどんを食べたら、除夜の鐘で1年は終わります。
除夜の鐘の108という数は、人間の煩悩の数とも言われています。
煩悩を手放し、きれいな心で新年を迎えることを願って除夜の鐘を聞いたら、新たな1年のスタートです。