昔話では、何人もかかって収穫する大きなカブが出てきますね。
物語のように大きなものはつくれませんが、カブは家庭菜園で育てやすい野菜のひとつです。
春まき、秋まき、晩秋まきなどがありますが、おすすめは「秋まき」。
害虫の被害の少ない時期だからです。
堆肥と化成肥料をあらかじめ畑に混ぜ込んでおきます。
有機栽培の時には、化成肥料は入れずに種まきの後に鶏糞をまきます。
種まきは9月頃に行います。
畝に溝をつけて、スジまきをしてください。
本葉が1~2枚になったら、株同士の間隔が2~3センチになるように間引きしてください。
その後も間引きを繰り返して、本葉が5~6枚になる頃までに、株間を10~12センチにしてください。
肥料は、間引きの後に追加します。
収穫は種まきから45~50日と早いのも魅力です。
大きくなりすぎると割れてしまうので、小カブは直径5~6センチ、大カブなら10センチくらいで収穫してください。
気を付けたいのが、連作障害。
アブラナ科の野菜の後に植えると病気になりやすいので、要注意です。
カブの仲間でより簡単なのがラデッシュ。
小さなプランターでも作れて名前の通り20日くらいで収穫が可能です。
初めて家庭菜園に挑戦する人にぜひおすすめしたい野菜です。