小説は、そのまま読むだけでも十分楽しいですが、工夫次第でもっと楽しむことができますよ。
ポイントは、自分自身が小説の舞台に立ってしまうこと。
小説の中に描かれている土地へ行ってみるとか、小説の中に出てくる料理を食べてみることで、登場人物がより身近に感じられるようになるでしょう。
人気小説の舞台になった土地には、資料館や記念碑なども多いので、それらを巡る旅もいいですよね。
小説の舞台が遠方で実際には行けないという場合でも、その地域のことを調べてみるだけで小説の世界がグッと近いものになります。
また、古い時代を舞台にした作品では、現代では失われてしまった、生活シーンも多く登場します。
井戸水や川の水を生活に使う。
たき火で焼いた石をカイロにする。
畑で採れたばかりの野菜を、おやつに食べる。
昭和や大正時代を舞台にした作品には、このような風景が登場することがあります。
そしてそれは、地球と人が今より上手に共存していた時代の知恵でもあります。
もし、今の生活の中で真似できることがあれば実践してみてください。
小説の世界を味わうと同時に、今のあなたの生活も少しだけ良いものになるかもしれません。