日本でタバコに対する本格的な規制がスタートしたのは、2002年の「健康増進法」の制定から。
受動喫煙を防止するために、駅のホームの喫煙所をそれまでの場所から端のほうへ移動させたり、飲食店での分煙が強化されたりという変化があったことは記憶に新しいでしょう。
また、以前はタバコのパッケージを各社が自由にデザインをしていました2005年からはパッケージの30%以上の面積を使ってタバコの害についての警告文を載せることが義務付けられました。
その後も喫煙への規制は年々厳しくなり、路上喫煙を禁止して罰則を設ける自治体も増えつつあるようです。
街のなかでも、レストランでも、公共施設でもタバコを吸える場所は減り、さらには「完全禁煙の居酒屋」なるものまで登場しています。
喫煙者にとっては肩身の狭いことですが、海外での規制はもっと厳しいようです。
オーストラリアでは、パッケージにブランドのロゴを載せることを禁止して統一パッケージにすることが予定されており、EUも同様の規制が検討しているそうです。
タバコを吸わない社会をつくることが、現在の世界全体の動きとなっています。
今後もタバコへの規制はどんどん厳しくなるでしょう。
もしかしたら、「禁煙」を決意するまでもなく、タバコを吸うことができなくなってしまう日が来るかもしれませんね。