専門家の力を借りて、タバコをやめることを目指す「禁煙外来」。
タバコが値上がりをしたことで、受診する人が増えているようです。
禁煙外来ではまず、ニコンチンへの依存度等を調べる問診を行います。
そして、呼気に含まれる一酸化炭素濃度を測定して体内に取り込まれた有害物質の量を調べます。
診察は、時間をかけてじっくり話のできる病院が多いようです。
持病がある場合など、補助薬の使用ができない場合もあるので、今までのことも含めて体の状態をしっかり話すと良いでしょう。
タバコをやめる決意を固めたら、ニコチンガムやニコチンパッチなど、その人にあった補助薬を処方してもらって最初の診察は終了です。
2回目以降の診察では、体重の増加や禁煙補助薬による副作用の有無、吸いたくなった時の対処法など、禁煙生活全般について医師と相談しながら進めていきます。
定期的に受診を続け、徐々に補助薬の量を減らしていき、約5回で終了となります。
禁煙外来のメリットは、専門家のアドバイスを受けながらやめられるという点にあります。
イライラや体調の変化への対処など、1人ではどうすれば良いか分からないことも、医学的な見方に基づいた医師のアドバイスがあれば、ずっと対処しやすくなります。
「本気で辞めたいと思っているのに、禁断症状に耐えられなくてやめられない」という人は、禁煙外来を検討してみると良いかもしれませんよ。