翻訳機というと、画面に出てくる会話文を選んで英語などの外国語でしゃべってくれる機械を想像しますが、シャープのポケット翻訳機はそれより一段進化したものです。
シャープのポケット翻訳機は、日本語の音声を認識して英語でしゃべったり、英語の音声を認識して日本語でしゃべったりできます。
話した言葉がそのまま翻訳されるため、まさに通訳がいるような感覚での利用が可能です。
こういった翻訳機がいずれ出てくるであろうとは思っていました(笑)が、使用した人の感想によりますと、「認識力がまだまだ甘い」そうです。
言語を理解するだけじゃなくて、利用者の声の高低、しゃべり方などによる誤認識は当然あるでしょう。
人間同士でしゃべっていたって、何言ってるのかよく聞き取れない人というのがいますから、それを機械になんとかしろというのは無理があるでしょう。
シャープのポケット翻訳機の文字入力は付属のペンで手書き。
認識した言葉に間違えがあったら、それを画面で修正できます。
学習能力があるかどうかはわかりませんが、どんどん修正を加えることによって、使用者の希望に近くなることが可能ならベストです。
翻訳機が通訳のようにペラペラしゃべれる必要はありません。
海外旅行用に頻度の高い会話ができれば十分だと思います。
問題は、手に収まるコンパクトなタイプとはいえ、翻訳機を介して会話することに違和感はないのか?ちょっと恥ずかしいかもしれません。
こういった翻訳機がどんどん進化して、世界中に普及してくれることを望みます。