残暑から冬にかけては、季節の変わり目です。
紅葉は色付きますが、春や夏ほどに力強く鮮やかな花はあまりありません。
それでも、これから冬の厳しさを前に育つ草花は生命力があり、意外と育てやすいものもあります。
秋の花として代表的なものはコスモスでしょうか。
漢字では秋桜と書くので、秋のイメージが強くあるでしょう。
日当たりと水はけが良い環境ならば、育てるのはそれほど難しくはありません。
早咲きのコスモスや、色も多種あるので、初夏から冬に入るまで花を楽しむことができます。
シクラメンの種の一つにガーデンシクラメンがあります。
通常のシクラメンは寒さに強くないのですが、このガーデンシクラメンは外で育てる用に開発された種です。
そのため寒さに強く、秋から冬にかけて楽しむことができます。
寒さに強いといっても、元々の種はそれほどでもないので、あまり寒い地方では注意が必要になります。
1cmにも満たない花を咲かせるアリッサムも、秋から春にかけて咲く花です。
横に広がる植物なので、咲き誇るとまるで絨毯のように見えます。
他の草花とのアクセントにぴったりなので、バランスを考えて育てましょう。
また、秋は球根を植えるには良い季節です。
チューリップやユリ、ヒヤシンスなど、秋に植えると春に咲きます。
しかも球根の中に栄養が詰まっているので、植えてしまえばそれほど手間はかからず、初心者でも難しくはありません。
秋に始めるガーデニングは、そんな楽しみ方もあるのです。