ガーデニングは、イギリスが発祥の地と言われています。
イギリス風景式庭園をイングリッシュガーデンと呼びますが、この様式が元になっているのです。
イギリスの庭園と聞いて思い浮かべるのが、多くの花が咲き誇る広大な庭かと思います。
道を囲むようにして様々な花が咲き、規則正しくなくとも自然に調和している庭。
常にバラが咲いていて、噴水やベンチが置かれている庭。
そんなイメージが強くあるのではないでしょうか。
イングリッシュガーデンは、左右対称に整然と作られた庭園ではありません。
あくまで自然をイメージし、融合させた庭です。
規則正しく整然とはしていないけれど、それが自然に見える庭。
自然とは雄大なもので、それを表現するにはそれなりの敷地も必要になります。
ですから、なかなか日本でそれを表現するのは難しいかもしれません。
しかし、工夫次第で近づけることもあります。
大事なのは自然とファンタジーです。
人工的な庭にするのではなく、あくまで自然に植物がそこに生えているように見せましょう。
綺麗に揃えるのではなく、見苦しくない程度に自然に任せて育てます。
低い草花を手前に、高い草花を奥に配置し、高低をつけます。
家の中に庭を作ったのではなく、自然の中に家を作ったようなイメージ、森の中に間借りさせてもらっているような感じです。
そして『不思議の国のアリス』や『ヘンゼルとグレーテル』に出てきそうな、ファンタジー性のある庭にします。
オブジェにブリキを使ったりして、小物を英国風にすればファンタジー性は出てくるでしょう。
そのように工夫すれば、イングリッシュガーデンのように作れます。
日本でもイングリッシュガーデンを行っている家や、公園はあります。
それらを見て、参考にしてみてください。
上手にすれば、狭くても素敵なイングリッシュガーデンが作れるはずです。