近年、夏になるとヒートアイランドという言葉をよく聞きます。
ヒートアイランドとは、郊外などに比べて都市部の気温が高くなることです。
夏には熱中症になる人が増え、問題視されています。
ゲリラ豪雨の原因にもされています。
これは、本来は森や土だった場所が舗装されたりビルになったりして、熱を吸収できなくなったことや、エアコンや車などの排熱が引き起こしているのだそうです。
そのヒートアイランドの緩和策として、各地の緑化が進められています。
学校の校庭を芝生にしたり、公的な場所でも多くの植物が育てられるようになりました。
その中でも効果があると言われているのが、屋上の緑化です。
屋上を緑化することで、そのビルに太陽光が直接当たりにくくなり、伝わる熱量は5分の1にもなります。
緑化していないビルの表面は、夏の日中には55℃にもなりますが、緑化をすると30℃と、半分近くにもなるのです。
緑が熱を吸収し水分を蒸発させることで、そのビルに伝わる温度を下げてくれるからです。
エアコン代も節約できます。
ビルの側面も、ツタなどの壁面緑化させられる植物を育てれば、さらにそのビルは温度を下げられます。
ビルの屋上や壁面を緑化できるのなら、是非試してみましょう。
屋上緑化や壁面緑化は、地球の環境にも家計にも優しいのですから。