庭や花壇の土をそのまま使う場合、土の栄養がやせ細っている場合があります。
しばらく放置していた土などにはもう栄養がなくなっていて、新たに植物を育てるのには適しません。
そんなときは、その土を良い土に変える必要があります。
まず、土を掘り返します。
30~50cmほど掘り、表面の土と中の土を入れ替えます。
土に石や木の根、虫などが混ざっていたら、ふるいにかけて取り除きます。
土がふっくらした状態で、完熟した堆肥を混ぜ、肥料、培養土をくわえます。
それらをよく混ぜれば、良い土の完成です。
再生した土で、植物も良く育つでしょう。
また、一度プランターなどで植物を育てた土も、既に栄養を失い、再び植物を育てるのには向きません。
ある程度の栄養は残っていても、排水性や通気性が悪くなっているので、水や酸素が行き渡らないことが多いのです。
土は一度使ったら廃棄して、新たな土でまた育て始める人が多いようです。
その方が手間がかかりませんから。
しかし、土を廃棄しづらい土地もあります。
粗大ごみとして出さなくてはいけなく、そこそこの額がかかってしまうようなところもあるのです。
そういった場所では、土は再生して使っています。
土は自然の中では使い捨てのものではないので、それが本来の姿なのかもしれません。
植物を育てた後の土はふるいにかけ、木の根や虫、石などを取り除きます。
そこに石灰や肥料を混ぜ、土壌を中和します。
そして太陽の光に一週間ほどさらします。
これで土の再生ができ、植物の育つ土になりました。
少し手間ですが、土はそうやって再生するものです。
使い捨てずに良い土にして、植物を育てましょう。