植物を育てるというと、種から育てるのをイメージする人が多いでしょう。
園芸店やホームセンターでは多くの種類の種が売られていて、それを庭やプランターに蒔いて育てる。
確かに、植物は本来は種から育てるものです。
しかし、種から育てるのは、初心者にしてみると意外と難しいのです。
販売されている種が入った種袋の裏には、多くのことが書かれています。
種を蒔く時期、蒔き方、育て方、有効期限、注意事項などです。
一晩、水に浸しておいた方が良いものや、日光を当てた方がいいもの、逆に日光に当ててはいけないものなど、発芽までにも多くの注意が必要なのです。
それだけ、育ったときの気持ちもひとしおなのですが、初心者にはあまり向きません。
それに、種は一年中販売されているので、選ぶだけでも大変です。
最初は、すでに育っている苗から始めた方がやりやすいでしょう。
園芸店やホームセンターにはその季節や土地に合ったものが、既に苗として売られているはずです。
それを購入し、庭やプランターに植え替えるのです。
ただし、苗にも選び方があります。
あまり成長し過ぎているものは良くありません。
大きければいいというものではなく、小さくても葉が多く、瑞々しさを感じられるものがいいでしょう。
揺らしてぐらぐらするようなものだとちゃんと根が張っていないということなので、動かないものがよく、茎もしっかりしたものが育ちやすい苗です。
葉の裏もちゃんと見て、虫がいないか確認してください。
家に虫を持ち帰ってしまうことにならないように。
元気で健康的な苗で、ガーデニングを始めましょう。