植物は主に『一年草』と『多年草』に分けられます。
一年草というのは、種から発芽し、花が咲き、実を結び、枯れてしまうまでが一年以内で完結する植物のことです。
春先に種を蒔くものなら、秋ごろまでに花や実をつけ、冬を越さずに枯れてしまいます。
一方で多年草は、実を結んでも完全に枯れることはなく、翌年にまた花を咲かせます。
秋までに花や実をつけ、冬には枯れたように見えるものでも、根は生きていて、また春になると芽を出すのです。
そうして毎年、決まった季節に花や実をつけるのが多年草です。
一年草の場合、枯れてしまったら処分します。
もう咲くことはないからです。
多年草の場合、その手間がいりません。
また翌年も花を咲かせてくれるからです。
ただし、何もしなくていいわけではなく、土の栄養がなくなっていたりするので、数年に一度は植え替えたり株分けをするようにしましょう。
多年草の方が手間がかからず初心者向きのように思えますが、多年草は一年草よりも花を咲かせる期間が短く、鑑賞期が限られています。
そのため、楽しめる期間が短いのです。
一番良いのは、多年草と一年草を組み合わせてガーデニングを行うことです。
多年草を軸に、一年草を季節によって替えていけば、様々な花が楽しめるでしょう。
一年草の手間も、多年草を盛り込めば軽減できます。
そうすれば常に楽しく、ガーデニングができるはずです。