日本全国には、多くの稲荷神社があります。
稲荷神社とは、元々は京都の秦家の氏神である稲荷神を祀った神社のことを指します。
お稲荷さん、お稲荷様などとも呼ばれ、多くの人々に親しまれてきました。
キツネが神の使いとしてシンボルになっています。
また、赤い鳥居も稲荷神社の象徴です。
総本山は京都の伏見稲荷大社で、全国には3万を超す稲荷神社があると言われています。
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稲荷神は食物や農業、商業などの神であるため、昔から多くの人が参拝に訪れました。
そんな中に、歴史上にも名を残した人物もいました。
豊臣秀吉は幼い頃から稲荷神を信仰していて、邸宅である京都の聚楽第に稲荷神を勧請し、祀ったのです。
このお稲荷様は立身出世を果たした秀吉にちなみ、出世稲荷と呼ばれました。
老朽化などで当時の場所は移りましたが、今でも出世稲荷神社として多くの人が出世を祈願しに訪れています。
出世稲荷神社は各地にあり、東京文京区にある出世稲荷は、元々は春日局の屋敷でした。
そこに稲荷神が勧請され、祀られます。
春日局も敗軍の将の娘から大奥の権力者まで上り詰めた方。
その出世にならい、ここも出世稲荷と呼ばれるようになったのです。
他にも代々木八幡宮の出世稲荷は、パワースポットとしても有名で、芸能人などが特に出世のために祈願に訪れるそうです。
他にも埼玉県飯能や、茨城県水戸、千葉県成田山などに出世稲荷は鎮座しています。
出世稲荷に出世を祈願しましょう。
稲荷神は私たちにとって、身近な神様です。
ですから、出世の面倒も親身になってみてくれるかもしれませんね。
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