学問の神様と聞くと、菅原道真を思い浮かべる人も多いでしょう。
菅原道真は全国の天満宮に天神様として祀られています。
太宰府天満宮、北野天満宮、湯島天満宮などが有名な天満宮です。
菅原道真の死後に天変地異などが起こったことから、それを道真の祟りだとして、神社に天神様として祀り、その怒りを納めようとしたのが由来です。
やがてその意味合いよりも、道真が優れた学者であったことから、学問の神様として勉学に御利益があるとされたのです。
菅原道真は、勉強ができただけではありません。
18歳で位を頂戴すると、出世を繰り返し、最終的には朝廷の最高機関である右大臣にまで上り詰めるのです。
朝廷に政策を進言するなどして、道真は重用されました。
そのため、天満宮は受験生や学生だけではなく、出世を願う社会人にも人気があります。
特に、昇級試験や資格試験を控える人は、ここで試験の合格を願い、昇給・昇進を祈祷します。
十代の若者たちに交じって祈祷してもらうのが少し恥ずかしいかもしれませんが、どんなものでも試験は試験。
受験生に戻った気持ちで祈願しましょう。
きっと菅原道真公が合格まで力を貸してくれるはずです。