節分の際に食べると縁起が良いとされる恵方巻き。
その年の恵方と呼ばれる方角を向き、太巻きを無言で食べる、というものです。
食べる際、目をつぶり、願い事を思い浮かべながら食べます。
そうすると、願いが叶うのだそうです。
近年では全国的に広まり、コンビニやスーパーなどにも並んでいます。
中の具は七種類の材料が使われます。
これは七福神をイメージして、福を巻き込む、という意味です。
また、太巻きを切らないで食べるのは、縁を切らない、という意味があります。
無言で食べるというのにも意味があり、喋っている間に福が逃げてしまうからだそうです。
この恵方巻きですが、元々は関西地方での行事でした。
正確な起源は不明ですが、江戸時代に大阪の船場で、商人の間で始まったものだと言われています。
このとき、商売繁盛を願って行ったそうで、それが今では商売繁盛だけではなく、家庭円満など様々な願い事に御利益があると言われるようになりました。
節分の豆まきは、邪気を払い、福を招くものです。
豆をまき、恵方巻きを食べれば、きっと福が訪れ、商売繁盛が叶うはず。
節分の日には商売繁盛を願い、静かに恵方巻きを食べましょう。