千葉県にある高家神社。
ここは日本書紀に載っているほどの歴史がある神社です。
商売繁盛祈願に訪れる人が多く、中でも多いのが料理人など料理関係者の方々です。
この神社に祀られているのは、磐鹿六雁命です。
昔、景行天皇が安房を訪れた際、磐鹿六雁命が魚とはまぐりを獲り、なますにして天皇に差し上げました。
するとそれが喜ばれ、皇室の食事を任されることになったのです。
このことから、後に醤油醸造・調味料の神様として祀られるようになりました。
この神社はその料理の神様を祀る、日本で唯一の料理の神社なのです。
料理人は料理の腕が向上するように、お店が発展するようにと、この神社に参拝します。
商売繁盛は関係なくても、料理が上手くなりたいと願う一般の人も訪れます。
また、『包丁式』と呼ばれる行事が、毎年行われています。
この儀式は、包丁とまな箸だけで一切手を触れずに魚などを料理するというもので、はるか昔から伝わるものです。
食事の席でお客をもてなすためなどに行われたもので、古式の所作や包丁さばきを見ることができ、多くの料理人が見学に訪れます。
料理関係の商売繁盛を祈願するのであれば、高家神社を訪れましょう。
きっと料理の神様が導いてくれます。