東京都にある神田明神。
ここも商売繁盛を祈願する人が多くいます。
神田明神は神田や秋葉原、大手町などの108の町の総氏神です。
江戸、東京に鎮座して1300年もの歴史を持ち、江戸時代には江戸総鎮守として江戸の全てを守ってきました。
大黒様、恵比寿様を祀っているため、商売繁盛に御利益があります。
商売繁盛、社運隆昌などを願い、会社単位で参拝している人々も多く、年初にはスーツを着たサラリーマンの姿もよく見られます。
商売繁盛のお札やお守りも人気の一つです。
中にはIT情報安全守護という、あまり他では見られない珍しいお守りもあります。
これはパソコンの基盤をモチーフにしたお守りです。
神田明神の氏子区域に秋葉原があり、言わずしれた電気街であることから、このお守りが作られるようになりました。
仕事をしていると、どうしてもパソコンなどを使用します。
コンピュータートラブルに見舞われたことがある人も、少なくはないでしょう。
また、データの個人情報漏えいなどの危険も常に気を付けなくてはなりません。
そのようなことから守ってくれるのが、このIT情報安全守護なのです。
当初はIT系の企業に人気がありましたが、パソコンが身近になるにつれ、今ではその他の企業からも引く手あまたのお守りです。
古くから商業都市であった江戸を守ってきた神田明神。
ITをも味方につけ、今も商売人を守ってくれているのです。