新年を前年末から準備して、数多の行事で祝う国は日本だけです。
欧州や米国では大晦日からのカウントダウンで新年を祝うことはありますが、それも夜明けと共に収まって1月2日からは日常が始まります。
中国では旧正月、春節を盛大に祝い、一般的には7連休となりますがグレゴリオ暦ではなく旧暦であることに加え、神道的な意味合いがありません。
アジア圏もほとんど中国と同じですね。
日本も正月の形態は古来より変わりつつありますが、それでも歳神様を迎え、その年の無病息災を祈願し、そして送り出すという風習は継承されています。
世界中で日本独自の文化であるのなら、それだけでも正月の風習は貴重な伝統といえるでしょう。
正月を海外で過ごす、豪勢な御節料理を食べて酒を飲んでダラダラする、お年玉をたんまり貰って欲しかったものを買う、まあ、個人によっていろいろな正月の過ごし方があるのは構いませんが、その時間の根底には日本の伝統が息づいていることを忘れない大人になってください。
そして元旦ぐらいは折り目正しい時間の過ごし方をされてはいかが?
ほら、言うでしょ?
1年の計は元旦にあり、と。