では、歳神様を迎えるための年内行事から説明していきましょう。
まずは門松からです。
歳神様は遠慮深い(あるいは方向音痴?)のか、目印がないと訪れてくれません。
この目印が門松になります。
したがって年が明けてから飾ってもすでに歳神様は訪れた後になるので意味がなくなってしまいます。
では、いつ飾るのがいいか、というと一般的には12月30日が最適とされています。
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門松本来の行事としては12月13日に山から末を取ってくる「松迎え」があるので、それ以降であればいつでも構いませんが、31日に飾るのはいかにも慌てて歳神様を迎えるようで「一夜飾り」といって嫌われ、29日は「二重苦」さらに9が年内の末日なるので「苦待つ」に通ずることから禁忌とされ、その間、つまり30日に飾る風習がついたわけです。
門の松だから、玄関に飾りましょう。
部屋の中に飾っても歳神様は見えませんからね。
ところで松を使うのは例によって日本伝統の語呂合わせ、「祀る」に通ずるからです。
さらに日本のお祝い事、吉祥のシンボルでもあることから竹と梅を組み合わせて門松を作るわけですね。
でも門松の中心にあるのは竹じゃないか?と言われる方も多いでしょう。
その疑問には次項でお答えしますね。
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