言語聴覚士になられた方が、学校で何を学んだかというのを、読んだことがあります。
大学で言語聴覚士になるための知識を学んだ方は、友人と交流することで、他の学科との交流を持つことができ、言語聴覚士以外の知識も深めることができた、と書かれていました。
またある方は、たくさんの友人と語らう中で、人間の考えることの違い、感じ方の違いなどをとても強く感じることができた、それが、今のコミュニケーションを作るということにつながっていると述べていました.
言語聴覚士という資格は、医療についても他の分野についても、ある程度の知識を必要としている資格です。
また、ご家族や患者さんとコミュニケーションをとりながら訓練を進めていくため、協力を得ることが必要になります。
知識を深め、経験を積んでいくことが大切ですが、やはり学生時代にこうした友人との語らいの中で自然といろいろな学習をしてきたのですね。
その学生時代に培ってきたことが、雇用先でも活かされているのですね。
チーム医療、言語聴覚士以外の分野の知識、コミュニケーション能力、多様な能力を必要としますが、どんな職業でも雇用された先で経験を積んでいくものです。
はじめから100%出来るという人はいないのですから。
患者さんから得るもの、また医師や看護師、自分の同僚から得るものも沢山あると思います。
人の心を理解できる、そんな言語聴覚士になってほしいと願っています。