言語聴覚士が訓練を行う場合、多くの医療関係者とチームを組むことで、よりお互いの分野に役立つ面を引き出すことができます。
見えていない部分が見えてきたり、ああ、こういう方法もあるのだということがわかったりするようです。
失語症の場合、言葉が出ない、という状態です。
この原因が脳にあるという場合には、脳神経外科医、看護師、神経内科、理学療法士、作業療法士、そして言語聴覚士でチームを組み、その訓練、治療を行うことになります。
脳神経外科医は、脳の部分の治療を、看護師はその補佐をしますね。
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理学療法士は、その原因を探る為にレントゲンを行ったり、各種検査などを行います。
作業療法士は、言語のほかに麻痺などがある場合、その麻痺している部分の機能回復に努めます。
神経内科は、どの部分の神経がどのようになって、障害が出ているのかを詳しく検査し、さらに言語聴覚士が、言語が出るように、また、飲み込みが旨くできるか、といった検査や訓練を行うのです。
時に、医療では、こういったチームでの医療を試みます。
人間の身体は全ての器官がつながっています。一つの器官がおかしくなることで、ほかの部分にも支障が出てくるのです。
この関連した部分も一緒に訓練、治療をしていくことで、さらに効果をあげていこうというものです。
言語聴覚士はこのように、コミュニケーション能力も必要になっていく仕事だと思います。
患者さんを良くしたいという気持ちでこうしたチーム医療に取り組む方々、本当に頑張ってほしいと思います。
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