言語聴覚士の仕事はとても重要な仕事です。
人は聞く事、話す事、こういったことでコミュニケーションをとり、また食べ物を口にして生きていきます。
耳で音を聞き、その音を聞いて言葉が話せるようになっていく、言語というものは人間にとって非常に大切なものです。
その大切なものを失われた、また失われつつあるものを少しでも回復するために、言語聴覚士が検査、指導、訓練を行います。
この検査や訓練は大学や養成施設で学びます。
専門知識、技術、コミュニケーション能力など一連の学習をします。
また、患者さんの精神的な部分にも触れることになる言語聴覚士は、哲学、心理学というものも学びます。
医学総論・解剖学・内科学・言語学などの基礎的な部分を、1年間学びます。
医学というものにふれ、さらに専門知識を養うために、基礎をしっかり学びます。
この1年次から、コミュニケーション論なども学びます。
精神医学や言語発達障害学、といったさらに専門的な学習は2年になって始まります。
より専門的になりますね。
またここでは、食べ物、健康という部分も学ぶことになります。
言語聴覚士はほかの医療関係者と組になってリハビリなどを進めていきます。
チーム医療というものです。
3年次になると、臨床心理学、カウンセリングなど、より精神部分を追求した内容になっていきます。
ここで、言語聴覚士という仕事がより「心」に接するものだとわかりますよね。
さらに4年次に公衆衛生学、関係法令などを学び、国家試験に向けての学習になって行きます。