理学療法士協会(社団法人 日本理学療法士協会)は、昭和41年7月17日に有資格理学療法士110名によって結成された協会で、昭和47年1月には厚生省から社団法人としての許可がされたものです。
現在は学術研究団体として認められ、世界理学療法連盟(WCPT)へも加盟しています。
この協会の会員数は、2007年4月現在で約43,600名、国民の2,800人に一人という割合の数となっています。
さらに、現在、理学療法士の養成施設なども多くなっていることから、さらに充実した人員が確保できるのではないかと推測されます。
理学療法士協会の活動は、全国・ブロック学会・都道府県学会などの学会の開催、研修会・講習会・研究会の開催、さらに「理学療法学」という冊子を年8回、英文誌においては年1回発行しています。
また、生涯学習(新人教育システム)や白書その他の学術書の発行、専門領域研究会開催、世界理学療法連盟学会活動などの国際交流もしています。
社会活動としては、都道府県の保健福祉公益活動への協力、東南アジア・アフリカなどへの海外協力隊員派遣といった国際活動、関係諸団体との交流や提携、会員同士の親睦、交流に務めています。
理学小奉仕協会では、生涯学習システムに力を入れています。これによって体系的な教育を開始しています。また、地域や在宅での介護という点にも着目した活動をしています。
これから先、高齢化社会がますます深刻になりますが、それにむけて、理学療法士の位置も大きく変ってくるでしょう。
また食生活の変化による生活習慣病の予防を測るために、地域での健康促進・維持といった部分でも、活躍できるように、今後さらに大きく展開していくようです。
出版物や養成校など色々な情報が掲載されていますので、理学療法士を目指す方は、一度目をとおしておくといいですね。